その日は一日中静かだった。厄介な同居人は姿を現さず、獏良はのんびりと家で休日を過ごせていた。
掃除や衣類の整理なども終わらせたし、菓子を摘まみながら溜まっていた録画番組の消化もした。
誰にも邪魔をされず、全てが順調だった。
やはり、休日は穏やかなのが一番だ。
獏良はすっかり気を緩め、ソファの上で上体を後ろに反らした。
バクラが気配すら見せないことはままある。
考え事をしているのか、寝ているのか、獏良には見当もつかない。
触らぬ神に祟りなしで、そういう時は放っておくことにしていた。
せっかくの自分一人の時間が台無しにされてしまうかもしれない。
二人の生活に慣れたとはいえ、四六時中見られていると気が滅入る。
相手が人間の常識に当て嵌まらない存在であることが、悲しいことに救いとなっていた。
獏良が見せたくないと思っている部分も見ても、バクラは何とも思っていないようなのだ。
生きている人間なのだから、生理現象は抑えることができない。
以前、夢見がちな女子生徒が、「獏良くんはトイレなんかに行かない」と力説していると耳に入った時は脱力してしまった。
容姿が整いすぎているせいか、アイドル扱いされることは多い。
実際には、欠伸やゲップもすれば、用も足す。
勝手にイメージを作られることに辟易していた。
獏良が食事の後にごろ寝をしようが、トイレに入ろうが、バクラは気にも留めないし、口も出さない。
普通の人間と身体を共有していたとしたら、気が狂ってしまっていたかもしれない。
その点では獏良は助かっていた。
することが全て終わっても、夕食までだいぶ時間があった。
ここはベッドの上でごろごろと怠惰を貪ってもいいが……。
獏良は着古したパーカーの上から千年リングを手で押さえた。反応は何もなし。
どうやら、同居人は本格的に寝ているようだ。
こくりと喉が鳴る。頭に浮かんだことを実行することにした。
ソファから立ち上がり、自室へと向かう。
後ろ手でドアを閉めると、期待感で背筋がぞわぞわとしていた。
急く気持ちを抑え、窓に面した勉強兼作業用の机にゆっくりと着く。
「はあ……」
既に腰が疼いて堪らなかった。
ジーンズのボタンを外し、チャックを下げる。腰を浮かせて下着を少しだけ下げ、性器を取り出す。
外気に晒された解放感にもじもじと腰が揺れた。
右手で全体を包んで上下させる。
左手は思い出したように机の上のティッシュ箱を掴んだ。
久々の行為に手が止まらない。無我夢中で手を動かし続けた。
溜まったものを出したい。全部出してスッキリしたい。
頭の中は射精することで埋め尽くされる。
手の中で性器は熱を持ち、鎌首をもたげた。
目を閉じ、目の前の快感だけに集中する。
胸の先端もふっくらと膨れ上がっていた。動く度に服が擦れてもどかしい。
全て服を脱ぎ捨てて思う存分に疼いている部分を撫でたいという衝動に駆られるが、獏良に少しだけ残っている理性がそれを留めていた。
だんだんと手の中のモノが固さを帯びていき、そろそろ……という時に、
「や、ど、ぬ、し」
耳元で聞き慣れた声がした。
ぱちりと獏良の目が開き、ぴたりと時が止まった。
「うわぁ!」
慌てて陰部を隠すために身体を抱え込むようにする。
すっかり固くなってしまった陰部をズボンにしまうのは困難だったのだ。
一番見られたくない存在に、見られたくないところを見られてしまった。
首や耳も、色白の肌が真っ赤に染め上がる。
「寝てたんじゃ……」
バクラが背後に姿を現していた。
「ん?いや、たまには宿主様もゆっくり休みが欲しいだろうなと思って大人しくしてたんだよ。考え事もあったしな」
やけに恭しく獏良の両肩に手を置き、
「……と思ったら、なんだ。一人で楽しんでんじゃねえか」
摩るようにして揉み始める。
当の獏良本人は雷に打たれたように動けないでいた。
恥ずかしさもさることながら、「約束」を破ったことを知られてしまったからだ。
優しくもがっちりと捕らえられている獏良の肩は、かたかたと震えていた。
恥ずかしさのせいだけでなく、この先に起こることが目に見えるようで。
「約束したよなァ?一人でシないって」
耳に粘っこい囁き声が絡む。
獏良に突きつけられたのは、「約束」とは言い難い「制約」。
自慰行為の禁止。
バクラの言い分は、「いつでも気持ち良くしてやれるんだから必要ねえ」という身勝手なものだった。
無茶苦茶な言い分だが、身体を共有している身の上なら監視も容易い。
言いなりになるしかなかった。惚れた弱みもある。
それでも、獏良は健全な男子高校生だ。性欲が平均より薄くても、どうしても溜まってしまう。
自分の手で欲を吐き出したいのだ。
「ご、ごめん……。疲れてるのかなと思って。起こすのも悪いし」
震える唇で思いつく限りの言い訳を並べる。
こんな状況ではバクラの格好の餌食だ。お仕置きと称して何をされるか分かったものではない。
あくまでバクラの声は最愛の恋人を労るように柔らかい。
「オレ様にも気づいてやれなかったっつー非はある。悪かったなァ、こそこそとこんな真似させるまで放っておいて。だから――」
バクラは歯茎を剥き出してニヤリと笑った。
「責任取らせてくれよ、な?」
下腹部に置かれていた獏良の手が陰茎を掴んだ。
まだ熱を持っているそこを荒々しく擦り上げる。
「やッ!」
もちろん、こんな状況で自慰を再開するつもりは獏良には微塵もない。
獏良の意に反して、勝手に手が動き始めたのだ。
誰の仕業であるか考えるまでもない。
バクラにとって獏良の身体の一部を操ることくらい造作もないこと。
どんなに身体の操縦権を取り戻そうとしても、獏良の手は思う通りに動いてはくれない。
「やめてよ!」
両手以外は獏良の支配下にある。
椅子の上で足をじたばたと動かし、身を捩り、全身で拒否を示す。
自分の手であるはずなのに、他人の手のようだった。
普通、自分に向ける力は知らず知らずのうちに手加減をしているもの。
殴ったり抓ったりしようとしても、全力で実行することはできない。
しかし、今の獏良の手は加減なく、獏良自身を追い詰めていた。
「ダメダメダメ……」
上半身を仰け反らせ、椅子にもたれかかる。
右手は獏良の弱い部分を的確に、容赦なく攻め立てる。
色の薄い先端をぐりぐりと指先で円を描くように触り、裏側の筋をつうと撫で上げる。透明の液体で性器が濡れていく。
「あー……アッ!そこは……ひっ……ん」
緩まることのない攻めに、獏良は呼吸を乱していた。
空気を求めて金魚のように口をパクパクと思えば、たまらずに嬌声を上げる。
されるがままになっていた。
「お、かしくなっ……る……」
快楽に耐えきれずに腰がひくつき始めた時、そそり立つ陰茎の下の双球をもう片方の手で包まれた。
普段は自分で触りもしない場所に触れられ、ぞくりと獏良の背筋に悪寒が走る。
五本の指がやわやわとそこを揉み始める。
急所を他人の手に――正確には自分の手だが――握られているという異常な状態が、獏良の気持ちを昂らせた。
右手はいまだに陰茎への愛撫を続けている。
「なァ、そろそろイキそうだろ?腰が動いてるぜ」
淫らに喘ぐ獏良を前に、バクラは舌舐めずりをした。
髪を振り乱して愛撫に翻弄される獏良の姿は、バクラの目には蠱惑的に映っている。
行っている行為はおしおきには違いないが、気持ち良くさせてやりたいという思いも確かにある。
だから、丹念に扱いてやった。例え、獏良にとってはありがた迷惑な行為であったとしても。
「ああっ……!」
獏良は天井を仰ぎ、一際大きく啼いた。
陰茎の先端から熱い精液がほとばしる。広げた足がびくんびくんと痙攣した。
机や椅子、服に白濁の飛沫がかかる。やっと得た射精感をしばらく味わう。
射精が終わった後も汚れを拭うのも億劫で、椅子の上で放心状態になっていた。
バクラは後ろから獏良を抱き込むと、
「ベッドに行こうぜ」
愛しげに頭を擦り寄せた。
「うん……」
身体を共有する二人が交わることができるのは、互いの心の部屋でのみ。
真っ暗な空間に、白いシーツが敷かれたベッドの上に二人は座っていた。
大きさはおあつらえ向きにダブルサイズほど。一人で寝るには広く、二人なら密着しなければならない広さ。
獏良の頭の片隅に先ほどの後始末という言葉が浮かぶが、今は火照った身体を収めることが優先だった。
バクラは獏良の顎に手をかけ、親指の腹で唇を繰り返し撫でる。
「この可愛いお口でご奉仕してくれよ」
「ん……」
既にバクラの一物が膨張していることは、ジーンズの上からでも分かる。
獏良は言われるがままにチャックを下ろし、中から隆起しているものを取り出した。
大きく口を開け、じゅぶりとそれを迎え入れる。
口の中に広がる熱と固さに、じんと頭が痺れるような気がした。
右手で根本を握り、口を動かす。
舌で先端をつついたり、舐め回したりしながら、陰茎を吸い上げる。
性交をするようになって日が浅い獏良では、何もかもが辿々しい。
それでも、恥ずかしそうに伏せる目や懸命な舌使いをバクラは愛しく感じていた。
獏良の頭を柔らかい手つきで撫でる。
時々、唇の合間から漏れ聞こえる息遣いや水音だけでも充分な興奮材料になる。
むくむくと獏良の口の中のものがさらに大きさを増す。
「むふ……」
先走りの液体と唾液が混じり、獏良の口元を汚していく。
手と口を使い、必死にバクラを受け止めようとしていた。
「宿主、もういいぞ」
バクラはぽんぽんと獏良の後ろ頭を軽く叩いた。ぬるりと口から陰茎を引き抜く。
「ごめん……ヘタで……」
「ちがう。口もいいが、そろそろお前の中に入りたくなったんだよ」
獏良を後ろへ押し倒し、上着を捲り上げた。
淡い色の乳首が小さいながらもツンと上向きに主張していた。
「あちこちおっ立てやがって。さっき出したばっかりなのに、なんで固くなってんだよ」
バクラが指摘した通り、下着からはみ出した獏良の陰茎は少し起き上がっていた。
「こ、これは……」
獏良の頬に赤みが差し、視線が宙をさまよう。
「しゃぶってて興奮しちまったのかァ?え?言ってみろよ」
恥じらう様子にバクラの瞳が爛々と輝いた。飢えた犬のように口を開いて白い歯を見せる。
「だってさ……これが、中に……入るんだって思ったら……変な気分に……」
獏良は顔を背け、シーツの上に散らばった髪を一房握った。
真っ赤に染まった首筋からも、恥ずかしさに震える唇からも、色香が漂っている。本人は気づいていないだろうが。
バクラは獏良の顎を掴み、先かけの蕾のようにほんのりと開いた唇に吸いついた。
「む……っ」
舌をつつき、絡ませ、吸い上げる。口の中を余すことなく愛撫する。
初めは面を食らっていた獏良も次第に目をとろんとさせていった。
貪るようなキスが終わると、お互いの唇が惜しむように糸を引き、離れていった。
「……君の、舐めた後なのに」
「前も後もあるか。オレはしたい時にする」
バクラはふーっと獏良の耳に息を吹きかけた。
「んっ!」
ぴくりと反応した後に、獏良は官能的とは程遠い忍び笑いをくすくすとし始めた。
「ホント自己中だね」
バクラの背中に両手を回して笑顔で抱きつく。
「そういうとこは結構好きだよ」
「結構は余計だろ」
バクラは憮然とした顔で獏良の頬を指で軽く摘まんだ。
柔らかい頬が餅のようにプニッと伸びる。そして、どちらからともなくぷっと吹き出した。
ベッドの上にしばらく二人の笑い声が流れた。
それも一時で、程なくして色を含んだ吐息が漏れ始める。
「簡単に感じるようになりやがって……」
芯を持った乳首をこねられ、獏良の背中が弓なりに反る。
バクラが先端をくにくにと指で押し潰すようにしてやると甘い声でよがった。
「きっ、みが、僕を……あっ……こうした……ンッ……だよ」
「へえ……オレを責めるのか」
今度はつつつと背中から腰にかけて指を滑らす。
「んんっ……」
バクラが内股に吸いつきながら陰茎を扱いたところで、獏良は再び達した。
「ひっ……ん」
達した後もバクラの手は止まらない。固さを失い、精液まみれの陰茎をぬとぬとと搾り上げる。
「うあ……だめっ。いま……出したのに……んっんっ……触っちゃ……」
獏良はぐったりとしたまま、うわ言のように呟いた。
力が入らないせいか舌足らずな発声になり、ようやく言葉になっている程度だ。
「なあ、宿主。今日はすっからかんになるまでしような?」
バクラの方も息を乱し、にんまりと唇を歪めた。
獏良は四つん這いになり、ちらちらと後方にいるバクラの様子を窺っていた。
とうとうこれから挿入されるのだと思うと、腰の辺りがぞわぞわとした。
いつからこんなに、はしたなくなってしまったのかと、獏良の中に少しの罪悪感が芽生える。
しかし、いまは快楽の方が優先だった。
わしりと尻たぶが両手で掴まれ、大きく円を描くように揉まれる。
時折、秘穴が外気に晒される。その度に獏良の肩がぞくりと揺れた。
いつ、挿入されるのだろうか。
穴にはまだ一度も触れられていない。
ぴとりと固いものが尻に触れた。
――くる。
期待も空しく、バクラの肉棒は尻の谷割れに押し当てられる。
割れ目の上を行ったり来たりし始める。
熱く脈打つ感触が直に獏良へ伝わってくる。
――そこじゃないのに!
固い感触以外に、粘り気のある液体が尻に落ちてきていた。
自分の尻が汚されていく様が頭に思い浮かぶ。
考えているだけで、どうしてもなく淫らな気分になる。獏良の陰茎もまた熱を帯びてきた。
やっと肉棒が割れ目から離れたと思うと、今度は穴より下に逸れ、太腿の間に滑り込んだ。
すっかり固くなったバクラの肉棒が獏良のものや双球を押し上げる。
「あっ!!」
根本まで股の間に挿入しきると、今度は先端まで引き抜かれた。
それを交互に繰り返される。最初は緩く、段々と早く。
獏良の太腿を潜り抜け、二つの膨らみと竿を刺激する。
「あっ……あっ!……」
性器と性器が触れ合い、擦れ合い、獏良のものも固さを取り戻していく。
しかし、決定的な快感とは程遠く、焦れったくもあった。
「どうした?尻を振って……」
「分かってるくせに」と言い返したくても、口からは淫らな声しか出なかった。
何度もそれが繰り返されるうちに、獏良の太腿や性器、下腹に生暖かい粘液がぶちまけられた。
下半身を汚されてしまったという感覚に、獏良は密かな興奮を覚えた。
背後からは乱れた呼吸が聞こえてくる。
――気持ち良くなってくれたんだ……。
もっと感じて欲しい――その思いで獏良は四つん這いの体勢から、腰を上げたままうつ伏せになった。
そして、両手で奥が見えるように尻を広げる。
「……挿れて。君の。僕の……中、に」
消え入りそうなくらいか細い声。
恥ずかしさに頭から湯気が出そうだった。
けれど、手は下ろさないままでいた。
ごくりとバクラの喉が鳴る。
すぐに絡みつきたくなるような卑猥な光景。
それよりも、獏良自ら求めたという事実がバクラの情欲を掻き立てた。
「可愛くおねだりしやがって。どこで覚えてきたんだよ」
粘液で光る先端を獏良の秘穴に押し当てる。
挿入はせずに、入口をちゅぽちゅぽと刺激した。
それは穴を解す意味もあったが、これまで煽られ続けた獏良にとっては、
「早く……」
焦らし以上の何物でもない。
「宿主様の頼みとあっちゃあ、断れねェな」
バクラはずぶずぶと奥へ腰を進めていった。狭い道を掻き分けるように。
「ん、はあ……」
心も身体も全てが満たされ、獏良は歓喜の声を上げる。
最奥まで届くと、二人はゆっくりと腰を振り始めた。
「すっかり慣らされたもんだなァ……。腰使いも上手いぜ」
「ひ……ィん、いっ、言わないで」
入口も中も、バクラの肉棒を温かく迎え入れては、きゅうきゅうと締めつける。
まるで離したくないといっているようだった。
「あっ、あん、んっ!」
それに応え、バクラも強く腰を打ちつける。
「あふっ……!そんなにっ、強く、したら……広がっちゃう、よぉ!」
「はあ……いいじゃねえか……。お前の中……オレのカタチに、してやるよ……っ」
「バカぁ……!!」
もう二人は形振り構ってなどいられなかった。
獣のように荒々しい息を吐き、汗を飛ばし、ただ互いを求め合って身体を重ねる。
もっともシンプルかつ直接的な愛情表現。
「バクラ……バクラァ……」
「宿主……っ!」
互いの名前を何度も呼び合う。
快感が頂点まで達すると、
「僕……もう……だめッ。イッ……また……出ちゃうよォ……」
悲鳴に近い声で獏良が啼いた。
「……全部っ、注ぎ込んで……やるから、安心してイキなァ……!」
バクラは獏良の腰を押さえると、びくびくと脈打つ肉棒から精を解き放った。
「ああーっ」
びゅるりと獏良の性器からも白濁液が噴き出す。
獏良はシーツを掴み、前と後ろの両方に広がる快楽に耐えた。
「はあ……」
うつ伏せのまま放心状態で獏良は至福の溜息をついた。
秘穴からは白い液体が溢れている。
バクラはその背中に覆い被さり、指で乱れた髪を撫でながら整えてやった。
「ホント、スケベな身体になったな」
「誰のせいだと……」
憎まれ口を叩く余裕はまだあるらしい。
口を尖らせながらも頬は赤く、満更ではないといった様子。
その証拠にバクラが手を握ると、指を絡ませてきた。
絡み合った手の甲に、バクラは口づけを落とす。
「ふふっ」
獏良は感情を抑えきれず、溶けそうな笑顔を見せた。
友人も家族も知らない、本当に心を許した者だけに見せる笑顔。
汗まみれでも、そこにぱっと花が咲いたようだった。
次の瞬間、びくんと獏良の身体が跳ねた。
「う、うそ……」
大腿部の辺りに固いものが当たっているのだ。
「言ったよな?今日はすっからかんになるまでするって」
「えっ?!」
さあっと獏良の顔が青くなる。身体全体が疲労感に包まれていて、動くのも億劫な状態で。
「む、むりっ!」
頭だけふるふると横に振った。
「心配すんな。まだ出るだろ?そのままでも、全部シてやるから」
バクラは顔を上気させ、恍惚とした表情で獏良の背中にキスをした。
「やだーーー!!……んんっ!」
それから、バクラが宣言した通り、一滴も出なくなるまで行為は続いた。
久々の貴重な休日も、文字通りバクラによって満たされて。
獏良はバクラの腕の中で朝を迎えることになった。
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山なし落ちなしで、すみません。
触れちゃいけない生理的なことにあえて触れてみたくて書いてみました。
心を許してない時の話と反応を変えるのが楽しかったです。